政府のコロナ分科会は感染状況を4段階に分類し、今の状況を知る手がかりを示した。東京はじめ、大阪や愛知、福岡、沖縄などは2段階から3段階に近い。ある面、こういう指標は今の状況を判断する手掛かりになる。というのも、感染者の増加だけでは、危機感だけが強まり、冷静な判断ができないからだ。例えば、100人の感染者がいつの間にか500人になり、1000人になりかねない。かといって、この1000人が多いのか少ないのか、毎日のことだから、徐々に数字にマヒしてくる。だから、感染者がどの程度なら、どの段階にあるか、示してもらうのはそれなりに意味があると思う。
ただ今回、奇妙なことに、分科会が示したし指標は、政府の基本的な対処方針とは一線を画し、単なる参考にとどまるという。そのため、政府の政策には反映されないようだ。また、各自治体が策定した基準との整合性も問題にされるため、混乱が生じかねないともされる。
ま、どっちにしても、ないよりはましで、安倍政権のでたらめぶりに、分科会として、あるいは専門家として、コロナ患者が急増している状況を座視できなくなったのだろう。だが、安倍政権のでたらめぶりは、国民の多くが頭にきているだろう。
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