「令和」の読み方異論、「りょうわ」ではないか。当時は律令制だ。

 新元号「令和」の読み方は、「れいわ」でいいのか。また、万葉集の梅の宴の序文からとった「令」と「和」の結びつきは、どういう関係があるのか、この二つを結びつけるのは無理があるのではないかという指摘が専門家から出されている。

 朝日新聞の文化・文芸欄で中国思想が専門の東大教授が今回の選定について違和感を述べている。その第一は、読み方だ。当時の法制度は律令(りつりょう)と呼ばれるもの。701年大宝律令が出された。この読み方は「たいほうりつりょう」だ。私も律令制として学んだ。「りつれい」とは言わない。専門家はこう述べている。

 「令」を漢音で読めば「れい」だが、比較的古い呉音(ごおん)なら「りょう」だ。当時の法制度は「律令(りつりょう)」。皇太子や皇后の出す文書は『令旨(りょうじ)』。大宰府で『万葉集』の観梅の宴を主催した大伴旅人(おおとものたびびと)が想定したのは呉音だったろうから、「りょうわ」でもよいのではないか。(また、アルファベット表記についても)、Reiwaより実際の発音に近いLeiwaにしたらどうだろうか。

 個人的な注釈をつけるなら、Rは舌を丸めて上歯茎に着けずに発音する。「All Right』など。Lは舌を上歯茎につけて発音し、普通の日本語の「れ」に近い。すなわち、「R」の発音は、当時の日本にはない発音であり、例えば「れんこん」とかいう発音は、「L]だ。

 また、漢字2字の組み合わせについてはこう述べている。

 「初春令月 気淑風和」(初春の令月にして、気淑(よ)く風和らぎ、・・・)から意味を成す2字を選ぶなら「淑和」もしくは「和淑」。「令」は「よい、めでたい」という意味で「月」を修飾する。「和」は「(風が)穏やかになる」という意味。令と和には直接的な意味がなく、結びつけるのは無理がある。

 以上が違和感を述べた部分の部分的な抽出だが、そのほかにも、いろいろ指摘されている。詳しくは朝日新聞4月10日朝刊紙面をどうぞ。

 「元号はもともと中国から学んだもの。(万葉集をはじめ古事記、日本書紀など)日本文学は中国古典に多くを学び、発展してきたもの。あまりに日本を強調しすぎると、大陸伝来の文化を基盤とする日本の伝統の成り立ちを軽視しているかのように映る」と専門家は述べている。

 安倍政権よ、日本を強調するのもほどほどに。(本当に令和の選定は専門家に任せたの?という疑問が個人的に沸いて来る)

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