公的債務GDPの230%、経済・環境・年金・福祉、次世代の蓄えに依存して現世代が生きている

昨日の朝日新聞のオピニオンのページで、経済学者で思想家のジャック・アタリさんという人が、日本の問題点をいくつか指摘している。

 「東京は9番目(1番目がベルギー・ブリュージュに始まり、8番目の1929~1980年のニューヨーク、80年以降はロサンゼルス)の中心都市になる機会がありながら、逸しました。金融や官僚の古い体質、バブル対策の失敗、世界から優秀な人材を誘因できず、個人主義も未開花な点などが理由です。」

 「最大の課題は人口問題です。『1億人程度でもいい』というかもしれませんが、減少は止まらないでしょう。女性にはもっと働きやすい環境が必要ですし、男性の育児休業だって取りやすくするべきです。家族政策は永続性が重要です。フランスは20年以上かけて人口減を食い止めたので、参考になります。必要なのは文化的側面まで見据えた施策です。女性の地位を高め、出産や育児によりキャリアが不利にならない文化を定着させる努力が欠かせません。」

 「日本は現在、公的債務がGDPの230%に達しています。この問題の深刻な点は次世代の蓄えに依存して、現世代が生きていることです。経済も、環境問題も、年金や福祉も、課題が次世代へ先送りされている。人口が減少すると、国民の負担は破局的に深刻化します。施策の幅を狭め、相続放棄のできない借金を次世代へ課すことになるのです」

「残っているのは、力を合わせることです。・・・既存国家の枠組みを尊重しながら、資源や軍備、食料生産、環境などの現状と展望を示すこと。それが第一歩となるはずです。」

アリタ氏は新世界秩序(作品社刊)という本を最近著した。

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