幸せとは?-元ウルグアイ大統領のインタビューより

 幸せに生きることを誰もが願っていることだと思う。そして幸せはどこにあるのだろうと、よく探す。しかし、簡単には見つけられないし、音楽や映画、テレビを見て幸せと感じても、すぐに終わってしまう。そして時間がたてば、幸せを探している。

 4月1日付の朝日新聞オピニオンのページに前ウルグアイ大統領の「ホセ・ムヒカ」さんのインタビュー記事が載っていた。この人は60~70年代、左翼ゲリラになり、捕まって14年間収監され、そのうち10年間は軍の独房だった。独房で眠る夜、マット1枚でも満ち足りていたという。その後、質素な暮らしぶりから「世界で一番貧しい大統領」として注目を集めたという。その彼の言葉から、幸せになるヒントのようなものを探してみた。

ホセ・ムヒカさんのインタビュー記事から
 「モノを買うとき、人はカネで買っているように思うだろう。でも違うんだ。その金を稼ぐために働いた、人生という時間で買っているんだよ。生きていくには働かないといけない。でも働くだけの人生でもいけない。ちゃんと生きることが大切なんだ。・・・簡素に生きていれば人は自由なんだよ」

刑務所が原点ですか、という質問に対して
「そうだ。人は苦しみや敗北からこそ多くを学ぶ。以前は見えなかったことが見えるようになるから。人生のあらゆる場面で言えることだが、大事なのは失敗に学び再び歩み始めることだ」

独房で何が見えましたか、という質問に対して
「生きることの奇跡だ。人はひとりでは生きていけない。恋人や家族、友人と過ごす時間こそが、生きるということなんだ。人生で最大の懲罰が、孤独なんだよ」

「もう一つ、ファナチシズム(熱狂)は危ないということだ。左であれ右であれ宗教であれ、狂信は必ず、異質なものへの憎しみを生む。憎しみの上に、善きものは決して築けない。異なるものにも寛容であって初めて人は幸せに生きることができるんだ」

格差が広がったのは?
「次々と規制を撤廃した新自由主義経済のせいだ。市場経済は放っておくと富をますます集中させる。格差など社会に生まれた問題を解決するには、政治が介入する。公正な社会を目指す。それが政治の役目というものだ。国家には社会の強者から富を受け取り、弱者に再分配する義務がある」

「怖いのは、グローバル化が進み、世界に残酷な競争が広がっていることだ。すべてを市場とビジネスが決めて、政治の知恵が及ばない。まるで頭脳がない怪物のよなものだ。これは、まずい」

以上が主な内容です。この中で、一番、胸に響いてきたのが、「恋人や家族、友人と過ごす時間こそが、生きるということなんだ。人生で最大の懲罰が、孤独なんだよ」という言葉。人生が楽しいかどうか、それは人と過ごす時間と比例するのかもしれませんね。

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