森昌子の歌つれづれ( 「jyunzou hamada」さんの動画から)

 「jyunzou hamada」さんの動画のおかげで、森昌子の20代後半のテレビでの超売れっ子ぶりがよくわかった。思った以上のテレビ露出であり、明るくて軽いのりに驚かされる。私個人のことを言えば「越冬つばめ」の歌やその当時の声が記憶に強く残っていたが、今聞くと、それほど心を揺さぶらない。それより他の「寒椿」や「涙雪」、「恋は命の華よ」の方が今は説得力があって、聞き込んでしまう。
 でも、、女性って難しいね。一体どの顔が本当なのでしょう。画像を見ると、まじめに深刻そうに歌う顔と、軽いのりでおしゃべりする顔がある。そして、10代のまじめな、真剣な顔。そして21~22歳ごろの陰鬱な顔。そして20歳前後のかわいい顔。そのかわいい顔の裏で、歌手であることに悩んでいる顔がある。相反する二つの事象が一人の人間に同時に起こっているような印象を受ける。

 でも、やはり歌はうまいし、声がきれいし、息つきがなめらかだし、10代では声の震えのような独特な味わいがある。しかも人間的にいやみなところがない。ただ歌に奥行きがないところが、つまり性格が単純で明るくすなおだから、人間的な奥行きに少々物足りなさを感じることもある。でも、それさえも、森昌子の特徴であり、味わいなのかもしないなと思う。

 再デビュー後の歌は僕の心とそれほど共鳴しない。聞けばいいけど、何度も聞きたいとは思わない。「寒椿」や「涙雪」ほどの味わいを感じない。

 個人的には10代の動画が少ないのが残念だ。僕は4~5年前、10代の歌に感動して森昌子の歌に入ってきた。だから、基本的に10代の歌は好きだ。ただ、やはり20代に比べ、歌そのものが幼くて大人の歌と言うより、少女やアイドルの歌っていう感じで、心にそれほど響かない。でも、声はとてもきれいだし、その真剣さに心を打たれる。特に、18~21歳ぐらいは、アイドルという枠を飛び出し、自分の言葉で歌を歌い始め、自分の感情を素直に出している。それはフォークが当時流行っていたから、そうしたことに影響されたのかもしれないし、アイドルというものに疑問を持ち、それを抜け出そうと考えたからかもしれない。だから、この当時の歌はアイドルの歌でもなかったし、演歌でもなく、その中間的な歌といえるかも知れない。

 でも、この時期があればこそ、森昌子の20代後半の、テレビでの活躍があると思う。18~21歳頃の悩みの期間を通じて、多分、歌をそこでもう一度考え直し、見つめなおし、自分と向き合ったのかもしれない。そして、「哀しみ本線日本海」のヒットで、演歌歌手として一本立ちを果たしたのだ。もう、このヒットを境に、森昌子の人気は再び上昇し、とても茶の間で人気があったと感じる。それはNHKの「民謡をあなたに」の司会を務めたことや、「ふるさと日和」などの画像を見ると、顔がとても穏やかになり、いい顔をしているからだ。そして、その人気を不動のものにしたのが「越冬つばめ」のヒットだろう。しかも、この頃から、声も高音部が余計に綺麗になり、テレビの視聴者に好印象を与えたのかもしれない。まさに、森昌子の絶頂期だろう。 「jyunzou hamada」さんの動画もほとんど、この時期の動画からなっている。

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