原爆の熱風により焼けただれた皮膚

8月6日のNHKスペシャル「きのこ雲の下で何が?原爆直後の広島の写真」は興味深い話だった。それは、原爆投下3時間後の広島のある橋での写真を、証言を交えて、検証していた。そこに映し出された光景は、検証なしでは知ることができない悲惨な光景が映し出されていたのだ。

 僕は原爆を浴びた広島の人々が、手を前に突き出し、幽霊のように歩く姿を、絵などを見て奇異に感じていたのだが、この番組を見て、少し、その原因がわかった気がした。手を前に突き出し、服が焼けただれたようにぶら下がっていたのは、多分、服ではなくて、皮膚が焼けただれていたのだろう。皮膚は2層になっており、表面の皮膚は熱により、焼けたただれ、簡単にはがれるようなのだ。表面の皮膚の下には、神経が無数に通うもう一つの皮膚からなり、それは神経がむき出しになっているから、ものすごい痛いらしい。
 爆心地からは火の手が上がり、いたるところで火事となった。放射能と熱線を浴びた人々は、火の手を避けるため、できるだけ爆心地から遠くへ行こうとして歩き始め、途中、動けなくなった人々を、そのままにして、助けを求めて、川辺へと移動してきた。

その写真はそうした川辺の橋のところで写された写真だ。立っている人の隙間からは、横たわって動けなくなった人々が見える。赤ちゃんを抱いた女性は赤ちゃんに、泣き叫びながら、起きてよ起きてよ、言って揺り動かしていたらしい。しかし、写真から見える赤ちゃんは黒く見える。橋の欄干には中学生らしい一団がうつろに座っている。下の川には、熱くて川に飛び込んだ人や、死体が流れている。

この写真に写っている20~30人の人々は、生存が確認されているのは数人だ。証言や写真の再現は、とてもリアルだった。熱風の恐ろしさを実感できた。

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