アメリカ映画「俺たちに明日はない」を見て

 昨日、大阪ステーションシネマで「俺たちに明日はない」(1967年、アメリカ作品)を見た。銀行強盗団のその始まりから蜂の巣になって殺されるシーンまでの物語だけれど、それなりに印象が残り、考えさせられる映画だった。

この映画の最も印象に残るのは、主人公の恋人役の女性の、美貌と色気だろう。そして主人公の男気だろう。そしてその二人の抑制された相手への強い愛情だろうか。そして、1930年代と言う、アメリカの荒々しい雰囲気と悪と完全にたち向おうとする一般市民の勇気や保管官、警察官たちの正義への強いおもいだろうか。挿入された音楽もとても明るくて暗い雰囲気を明るくしてくれる。

 一方で、この銀行強盗団の若さゆえの社会から逸脱するその過程も矛盾なく、きれいに描かれており、人間的な側面も重視している。だから、ある一面、青春映画でもあり、ヒューマンドラマともなっている。この若い女性の金髪の髪がとてもきれいだ。そして二人がともに銃撃されて蜂の巣のようになって死んでいくのも、それは自然だ。男が女性に対して性交渉をもてないと言うのも面白いが、その途中で、二人が本当に愛し合い、女性に性の喜びを与えて、幸せに死んでいくというのも、とても嬉しい。

人を殺し、銀行強盗した末の結末としても当然だったし、銀行強盗団の人間的な側面にも焦点をあてた、バランスの取れたとてもいい映画だと思う。

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