今を、精一杯生きる

アクセスカウンタ

zoom RSS 愛媛県西予市野村ダムの悪夢

<<   作成日時 : 2018/07/12 15:31   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 愛媛県西予市や大洲市で起こった今回の西日本豪雨による水害は、岡山県倉敷市の真備町の水害とは少し様相が違っている。愛媛県のこれらの地域で起こったことは、川が氾濫し、濁流が民家に押し寄せ、逃げ遅れた人が流されたり、床上浸水して多くの被害を被ったことは同じだ。ただその原因が大きく違っている。真備町では河川の氾濫・決壊が原因だが、大洲市や西予市で起こったことは、ダムの放流により川の氾濫が起こり、町が水浸しになったことだ。

 ただ、ダムの放流と言っても、それは今まで穏やかに流れていた川が、その5倍もの水量の水が濁流として押し寄せるのだから、とても危険な状態を川沿いの街にもたらす。西予市野村町ではこの放流による濁流にのみこまれて、5人の人が命を落とした。また、500〜600戸の床上浸水が起きた。また、大洲市では4600世帯の家屋に水が浸入したと報道されている。

 ダム管理者は、法に則った措置行動だったとしている。つまり、ダムが満水になりかけてあふれる危険がある場合、流入量と同じ量を放出できる「異常洪水時防災操作」だったとしている。そのため、西予市と緊密に連絡ををとり、住民への周知を務めたという。西予市は午前5時10分に防災行政無線で避難を指示、またダム管理所では放水を知らせるサイレンを鳴らした。また西予市は消防団に頼み、川沿いの民家を個別に訪問したという。

 当時の野村ダムの水位や流入量、放出量をグラフにした(図1、エクセルを使って当方が作図)。
画像


また、野村ダムより十キロ上流の皆田地区の当時の降水量を示した。

(図2、当方が作図)

画像


 図1のグラフを見ると、毎秒300立方メートルだった放水量が、6時から7時にかけて急激に上昇しているのがわかる(オレンジ色)。すなわち1500立方メートル毎秒に変わっている。5倍だ。6時から7時にかけては、このあたりは時間当たり50〜90oの集中豪雨となっていた(図2)。

 集中豪雨とダムの5倍もの放流量。このことにより、川の水はあふれて、町は水浸しになった。それも、一瞬のうちだろう。ダムが一挙に5倍もの水を流せば、それは恐ろしい光景が現れるだろう。

 グラフにも表れているように、ダムはすでに満杯に近く、上流からの流入量も1500立方メートル毎秒ぐらいあった。雨は豪雨だ。地獄絵図のような光景が広がっていたのかもしれない。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
愛媛県西予市野村ダムの悪夢 今を、精一杯生きる/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる