映画「主戦場」を見てー慰安婦問題の根底には太平洋戦争の美化?

昨日、大阪・十三にあるシアター「seven]という小劇場風の映画館に「主戦場」という映画を見に行ってきた。監督は日系アメリカ人の「ミキ・デザキ」という人で、youtuberなのだが、慰安婦問題という日本の右翼と対峙しなければならない難しい問題に真正面から取り組んだ。この映画には日本の右翼の代弁者と目される、杉田水脈衆議院議員や桜井よし子、ケントギルバート、右翼の人物、「日本会議」議長らの面々が出…

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映画「アントマンとワスプ」ーとても面白く、楽しい映画だ

今日、難波の映画館で「アントマンとワスプ」という映画を見た。新聞広告を見て、もうすぐ終了との予告で、何か面白そうなので、見に行ったのだ。客席は8割がた埋まっていて、若い人が多いようだった。  この映画はスパイダーマンのような変身の映画で、そこへ量子力学とかが入り込んで、テクノロジーや物理の理知的な面も面白くて、その一方で急に小さくなったり、大きくなったりと変幻自在な動きよかった。「カメラ…

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一億総活躍社会のアンチテーゼが映画「万引き家族」だ

今日、カンヌ映画祭でグランプリをとった「万引き家族を」を難波の映画館で見た。いくつか聞き取りにくく意味不明な点があったが、それなりに面白く、考えさせる作品だった。ただ、強いインパクトは残らなった。    この作品を見ながら、安倍内閣のことが次から次に浮かんできた。例えば一億総活躍社会とか言って、一生懸命働くことを社会は推奨して、そのことを当然のように言うが、その実相を暴けば、それは人間の生…

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映画「美女と野獣」を見て

昨日、大阪ステーションシネマで「美女と野獣」を見た。久しぶりの映画だ。もう半年ぐらい映画館に足を運ぶのを忘れていた。土曜日の夕方ということもあるのか、館内はほぼ満席、最前列にわずかに空席がある程度か。少し窮屈な感じで、のんびり映画鑑賞というわけでもなかったが、映画が始まれば、そうしたことも忘れて、楽しく入っていけた。  テーマは「愛」。ディズニー映画の特色だろう。「アナと雪の女王」のよう…

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映画「沈黙ーサイレント」が語りかける歴史の持つ悲惨さ

先週の日曜日、大阪梅田の映画館で遠藤周作原作の「沈黙-サイレント」を見た。徳川時代、それまで認められてきて九州地方で広がっていたキリスト教が禁止されたが、それの禁止令に伴う、いわゆるキリシタン狩りの過酷さを描いている。中学や高校の教科書でキリスト信者を見つけるのに「踏み絵」という、キリストを描いた版画のようなものを踏みつけられるかどうかで、信者かそうでないかを見つけると習った覚えがあるが、まさ…

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アニメ映画「君の名は」を見て

今日、梅田でアニメ映画「君の名は」を観た。高校生の恋愛物語で、なかなか面白かった。宮崎駿(はやお)のアニメ映画のように、観ないと、世間の話題から置いてけぼりになりそうなので、少し恥かしながら観にいった。  僕はこういう恋愛ものは好きだ。好きで好きでたまらないのに、何かすれ違う。そのすれ違うもどかしさのようなものが、若いときの記憶と何か合致して、気持ちが高ぶってくる。主人公の女生徒のしゃべ…

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映画「リップヴァンウインクルの花嫁」を見て-生の軽さに比例する生の矛盾・苦しさ

今日、大阪難波パークスシネマで黒木華主演、岩井俊二監督の映画「リップヴァンウインクルの花嫁」を見た。3時間10分という長編だったったが、時間を感じさせない、画面の展開にハラハラドキドキの感動的な映画だった。ネット上の書き込みで、「今の社会風潮を映した作品」という評価を見ていたが、まさしく今の軽い社会ののりを映像化している点は、その通りだった。しかし、その軽いノリと比例するかのような人々の生きる…

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本当の姿を見えなくさせる「反日」という言葉

今日の朝日新聞にアンジェリーナ・ジョリー監督の米映画「アンブロークン」が日本で公開されることが決まった、という記事が出ていた。新聞によれば、この映画は捕虜虐待の場面があり、それが「反日」だとして上映反対の声がネットを中心に上がり、ハリウッドの映画にもかかわらず、配給会社が決まらなかったという。それが今回、アート系の配給会社が名乗りを上げ、東京渋谷のシアター・イメージフォーラムで上映されるという…

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映画「野火」を見て

塚本晋也監督、大岡昇平原作「野火」を大阪、シネ・リーブル梅田で今日、見てきた。思ったよりグロテスクで,血しぶきが一杯飛び、悲惨な血みどろの死体やちぎれた腕、内臓が飛び出てきたり、と画面から目をそむけるシーンが多く出てきた。たぶん、フィリッピンか他の南洋諸島のジャングルでの、日本兵士の飢餓直前の、死に面した人間のほとんど狂気に近いものだろう。 ここで描かれた日本兵というのは、もう兵隊とし…

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天海祐希主演、ゲキ×シネ「蒼の乱」を見て

今日難波のパークスシネマで、ゲキ×シネ「蒼の乱」を見た。「劇団☆新感線」の作品で、どこかの劇場で上演されたものを、映画化したものだ。主演は天海祐希と松山ケンイチ、それと早乙女太一だ。筋書きがとても面白くて、なかなか凝った作品だ。教科書で習った平将門の乱や藤原純友の乱など歴史的事件を題材に、そこに陰謀や愛情、そして変わらぬ人間的な情愛を絡めた、なんとなく素朴な人間の真実を求めた作品でもある。その…

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映画「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」を見て

今日、仕事が早く終わったので、大阪駅前のステーションシネマで「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」を見た。見終わったら感動があふれてくる。止めどもなく涙が出てきそうだ。この映画で何に感動するのだろう。日本映画の安っぽいお涙頂戴の映画ではない。人間の生き様というよな物だろうか。村上春樹も思い出した。ハッピーエンドで終わらないで、1400万人もの命を救ったと言う、天才数学者の仕事に…

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クリント・イーストウッド監督「アメリカン・スナイバー」を見て

クリント・イーストウッド監督の「アメリカン・スナイバー」を大阪難波で見てきた。とても良かった。色々考えさせられるし、緊張感や映画のダイナミックさも併せ持っていたし、話もわかりやすくて、今のまさに日本を始め全世界の最も関心のあるテロ?(あるいは反政府組織?)をテーマにしていたのもいい。この映画を、今の自民党議員や維新の党、それに公明党の人たちに見てもらいたいと思った。それに外務省の人たちもだ。 …

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映画「ジャージー・ボーイズ」を見て

今日は映画の日。それで、クリント・イーストウッド監督の「ジャージー・ボーイズ」を難波で見た。イーストウッド監督は、「硫黄等からの手紙」など何作かを見て、そのスケールの大きさや戦争の悲惨さ、人間描写など感動する点が多くあった監督だ。前回公開された「グラントリノ」と言う作品も印象に残った。  映画「ジャージーボーイズ」は、アメリカの1960年代の4人グループ”4Seasons"の生い立ちや結…

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市川崑監督映画「細雪」(1983)を見て

 大阪難波で市川崑監督の映画「細雪」(1983、午前十時の映画祭)を見た。この映画は、昭和13年頃の大阪や京都、芦屋を舞台に、船場の没落していく上流家庭の残された4人姉妹の、”きょうだい愛”(正しくは姉妹愛)を描いている。残されたというのは、親が死に、婿養子を取った年長の娘が本家を、次女がまた、婿養子を貰って、分家を継いでいる。大きな家を大阪・上本町と芦屋に持っており、家督もあるという具合だ。で…

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パリオペラ座ライブビューイング「フィガロの結婚」を見て

今日、大阪ステーションシネマでパリオペラ座ライブビューイング「フィガロの結婚」を見た。一度、オペラと言うものを見たいと思っていたが、現実にはなかなか敷居が高いし、映画でもいいかと思って出かけたのだ。  館内はお盆休みのせいか、20~30人は来ていたと思う。僕の周りには人がいなくて、コーラーを飲みながら観劇?できた。映画の中で司会者のような人がパリオペラ座やこのオペラの見所などを紹介してく…

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日本文学者ドナルド・キーン氏のインタビュー、”音楽と集団的自衛権”について

昨日(7/22)の朝日新聞朝刊文化面に、日本文学者ドナルド・キーン氏のインタビュー記事が載っていた。その中で、印象に残った言葉が2つほどあったので、それを取り上げたいと思う。 インタビュアー「初めてオペラを見たのは16才。」 キーン氏「友人からオペラのチケットを買ってくれないかと頼まれて、期待しないで劇場へ行った。・・・一番安い席でしたがあまりにすばらしくて、お金をためて行くようになり…

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アメリカ映画「俺たちに明日はない」を見て

 昨日、大阪ステーションシネマで「俺たちに明日はない」(1967年、アメリカ作品)を見た。銀行強盗団のその始まりから蜂の巣になって殺されるシーンまでの物語だけれど、それなりに印象が残り、考えさせられる映画だった。 この映画の最も印象に残るのは、主人公の恋人役の女性の、美貌と色気だろう。そして主人公の男気だろう。そしてその二人の抑制された相手への強い愛情だろうか。そして、1930年代と言う、…

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アメリカ映画“ノア 約束の舟”を見て―愛について―

4日の晩に愛媛県の大洲市の映画館で”ノア 約束の舟”を見た。 アメリカの映画を見ると、生きることの主体が愛に根ざしているように感じる。男女が愛し合いながら生活を送っているように感じる。その愛は、恋人同士であったり、夫婦の愛であったり、親が子どもを思う愛であったり、家族の愛であったりするが、なにより、すべての生活の重心が愛にある様に感じる。 愛は何にも増してそれほど貴重で、大切なものな…

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ディズニー映画”アナと雪の女王”を見て

 今日、吹き替え版のディズニー映画”アナと雪の女王”を見た。アナの表情がとても可愛くてよかった。それに対し、姉のエルサ(?)の表情が乏しくて、暗いのが少し残念だった。エルサが歌う、窓をひろげて自由を歌う歌(Let it be?)は、アップテンポでとても気持ちいい。その歌声は、MayJなのだろうか?youtubeでいま見たら松たか子が歌っているようだ。どうも感情の入り方がたりないと思った。多分、M…

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公開中の映画「悪の法則」を見て

私が感じたことは、悪に入り込むと悪の論理から抜け出すことはできないのだなと言う感想だ。一旦、悪の世界に入ると、そこはもう通常の世界ではなくて、悪の論理が支配する世界だということだ。もう別世界なのだろう。例えば、日本では暴力団の世界がそうなのかもしれない。そこにはその世界に入った者しか知ることがでいない掟があって、その掟の中で生きざるを得ないだろう。素人の人が金に目がくらみ、その人らと契約して仕…

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映画”ウエストサイド物語”を見ての、果てしない愚痴

今日、大阪ステーションシネマで映画”ウエストサイド物語”を見た。このごろ歌謡曲をよく聞くせいか、ミュージカルにも興味が出てきて、1000円を出して、一人で見に行ってきた。館内はガラガラ、平日とはいえ午後6時台の始まりにしては少し寂しい。 映画はよかった。若者が元気で活発で、目がぎらぎらしている。ダンスや歌に興味のある俳優を集めたのでしょうが、もえたぎる血潮というのか、生きることに真剣な最…

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映画”セレック・バレ”を見て

昨日、シネヌーボと言う映画館で、セレック・バレと言う台湾映画を見た。これは朝日新聞で紹介されていて、何か見たくなった映画だ。日本軍が日清戦争で台湾を譲り受け、統治した際、高雄の土着民族である、セデック族の氾濫と戦う映画だ。  初めのころ、とても映画らしい映画であった。台湾の雄大な自然と、そこに生きる、狩猟民族であり、首借り族であるセデック族。そこには部族同士の”狩場”があり、それを争って…

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映画”ゼロ ダーク サーティ”を見て

 ”ゼロ ダーク サーティ”と言うオサマ・ビン・ラビンを殺害する実話を元にした映画を見た。一人のCIAの女性を主人公にして、パキスタンを舞台にオサマビンラビンを追う姿と、テロの恐怖、そしてアジトを見つけての後の、CIAの葛藤、そして最後の場面での米軍の隠れ家への夜中(0時30分?)の急襲場面などから構成されている。 私はこの映画を見終わって、しばらくは過呼吸になった。多分,容疑者宅をアフガ…

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木下恵介監督の映画が再評価されているらしい

映画監督・木下恵介の映画が再評価されているらしい。カンヌ映画祭やその他の映画祭でも取り上げられているほか、日本国内でも自主上映されたり、DVDを若い人が見て涙が止まらないそうである。 それは、家族の温かみが根本にあって、つらい人苦しんでいる人に寄り添い、その人々の視点から映画作りをしているからのようである。つまり、戦前の作品である「陸軍」は、軍国主義を鼓舞する映画でありながら、息子を軍隊に…

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高倉健主演「あなたへ」を見て

高倉健主演「あなたへ」を見た。妻を亡くし、遺言により、妻の故郷へ散骨しにいくまでの色々な人との出会を描いた、ちょっぴり心温まるような話だ(あまり温まらないか)。ちょっとありきたりな、映画らしい筋書きだが、高倉健がやはり、存在感があるね。本当に不器用で、純真な人なのですね。本当に、日本人のいいところの原点が、ここにあるというそういう真心を感じさせくれる俳優ですね。 曲がったことが嫌いで、一…

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映画「Girl」を見て

今日は映画の日。月1~2度、映画を見るのが楽しみ。ちょっと恥ずかしかったけど、”GIRL”を見てきました。  最近は、ハリウッド映画のアクションものに飽きてきて、日本映画が見たかったのです。難波のtohoシネマズに言ったのですが、やはり女性がほとんど、それも20~30代の若い人。  Panasonicの宣伝に出ている女優さんが目当てだったのですが、映画全体は、なかなかのできばえ。女…

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