広島土砂災害、僕のつれづれ 2015年08月22日 広島土砂災害から20日で1年が経過したらしい。大阪にいるし、今は地質関係の仕事とも離れているので,関心は薄れたが、それでも去年現地を歩いて、その凄まじい土砂災害の様子を見て、どうすることもできない自然の力に圧倒されたものだ。僕が歩いたのは1か月か1か月半後だったが、それでもまだ半倒壊した家屋がいたるところで目につき、丁度家を重機で解体している現場が何か所かあった。県営住宅のひどさは口で言い表す…続きを読む
砂防堰堤と排水路の関係から見る設計上の問題(広島土砂災害) 2014年10月14日 広島土砂災害の地域を1日だけ歩いたが、砂防堰堤の設置されているところでも、大規模な土砂災害が起きている。砂防堰堤は小規模なもので、谷口近くにも設けられているが、1箇所は完全に土砂に埋め立てられ、それを越えて激しい土石流が襲ったのは明白だ。また、もう1箇所は立ち入りが制限されていたため、近くまでいけなかったが、被災規模の大きさから、完全に土砂で埋め立てられ、その機能はほとんど役に立たなかったのは…続きを読む
僕が見た広島土砂災害ーその4(八木3丁目近辺) 2014年10月11日 歩いている途中に石段のあるやや大きい、古びた神社が目に付いた。落ち着いた境内で、そこで個人的なお願い事をして坂道を下ると、そこには水害の被災現場が広がっていた。山を見上げると、大きな崖崩れが見に飛び込んできた。近づいてそれを見ると、それは大きな表層崩壊だったが、運良く民家の手前で土砂がとどまっていた。 土石流が発生した谷筋は、50mほど隣の別の谷筋だった。 ここの被災現場の特徴は、…続きを読む
僕が見た広島土砂災害ーその3(県営住宅東側) 2014年10月10日 県営住宅のすぐ東側の谷筋でも、土石流が発生し、家屋が流出したようだ(下記写真)。 その上流は砂防堰堤が有り、堆積した土砂を切り刻むように細い川筋が下流に伸びている(下記)。しかし、僕は大事なことを忘れ去ってしまった。というのも、この現場を見ている途中に、役所らしい7~8人の集団が現れたのだ。それで、そそくさと現場を立ち去ったのだ。役所の人に、「あなたはここで何をしているのですか」と言われ…続きを読む
僕が見た広島土砂災害ーその2(県営住宅方面) 2014年10月10日 昼から、県営住宅方面へ行った。こちらの現場は1ヶ月半の経過にも関わらず、その凄惨な土石流災害の傷跡がまだ生々しく残っていた。 これは昼食時、平坦な国道54号線から撮影した県営住宅方面の写真。かなり山の裾野の斜面に位置する。 現場写真。何台もの車が押し潰されていた。 家の内部まで土石流が流入したようだ。 黄色の綺麗な車も材木の下敷き。 土石流のスゴさが認識されま…続きを読む
僕が見た広島土砂災害ーその1(緑井8丁目近辺) 2014年10月10日 10月8~9日にかけて広島へ旅行に行った。平和記念公園と土砂災害地域へ足を運んだ。土砂災害地域では、災害が実際に起こっている場所、被災状況を写真に収めた。4つの災害現場を歩いたので、4回に分けて広島の被災状況を伝えたいと思う。 広島土砂災害は、8月20日午前2時ごらから広島市安佐南区や安佐北区で猛烈な集中豪雨に見舞われ、土石流が発生、新聞記事によれば74人が死亡、250以上の家屋が全半…続きを読む
京大防災研の報告書から見る広島土砂災害原因 2014年10月06日 8月20日の広島土砂災害について、土木学会や応用地質学会などから、緊急調査報告書などが出されている。そのうち、応用地質学会のホームページには京都大学防災研究所が出している「速報1~4」(8月21日から9月7日までの調査報告)が掲載されている。その報告書から、土砂災害原因を考えてみた。 それらによると、原因の大きな1要素はその豪雨によるとしている。斜面崩壊・土石流が発生した範囲は20日1:…続きを読む
山際に住む人の土砂災害への心構え 2014年09月06日 広島土砂災害で多くの方が土砂にまきこまれ亡くなった。 僕はすべて土石流の犠牲者だと思っていた。でも、9月3日付け朝日新聞朝刊に平野学さん一家の災害現場の写真やお母さんの話から、二人の幼い兄弟がなくなったのは、裏山の土砂が崩れ兄弟がいた和室に流れ込んだようだ。新聞写真には、家のすぐ裏手に山が迫っていた。 今回の土砂災害は、土石流によるものだけではないのだろう。土石流は想像するに、山の…続きを読む
僕の個人的な広島土砂災害原因 2014年08月30日 今日、国土地理院の電子国土webで、広島の土砂災害の地形図や空中写真などを見た。これを見ての僕なりの災害原因を推測してみた。 安佐南区の被災地現場は阿武山(589,5m)のへりにへばりつくように住宅地が広がっていて、標高は10~50mでその頂上との高低差は500m以上ある。とても急な山のそばだ。地形的には山の土砂が平坦地に堆積した扇状地だ。だから緩やかな勾配で、川の方へ下っていってい…続きを読む
広島土砂災害ー詳しい原因究明が待たれる 2014年08月24日 広島市での土石流災害で多くの方々が亡くなり、今も行方不明の方が数多くいられことに、亡くなった方々のご冥福をお祈りするとともに、不明者の一人でも早い無事発見を祈るばかりです。 僕も土木関係の仕事をしてきたことから、その惨状が目に浮かぶようです。今日の朝日新聞では、土石流が安佐北区から安佐南区へかけて帯状に長さ11キロ、幅3キロ弱の範囲内に50箇所発生していたと報じていました。また、午前2…続きを読む