「不自由展」以前のままで展示されることはとても喜ばしい

「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の再開が合意されたという。展示内容は以前のまま維持されるという。展示内容を改変することは検閲と等しくなるので、展示内容を維持しつつ、来場者への説明や解説を増やし、整理券方式で安全を確保するという。もともとの企画展は「慰安婦を表現する少女像や昭和天皇を含む肖像群が燃える映像作品16作家の23作品を一つの展示室内に集めており」(朝日新…

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表現の自由は人間の自由獲得の歴史であり、首長個人がいい悪いを決めることはできない

「表現の不自由展・その後」で「ガソリン缶をもってお邪魔」とファックスで脅迫状を送った男が威力業務妨害罪で逮捕された。今日の朝刊では、この男は年齢が59歳、愛知県稲沢市在住の会社員とだけ書かれていた。警察のこの素早い逮捕という知らせには驚いた。警察権力が本気で動いたのだろう。とても喜ばしいことだ。  気に食わないからと言って、ガソリンをまかれてはたまらない。京都アニメの火災の記憶が新しいだけ…

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私が読んでみた特定秘密保護法の危険性、問題点

 TPPの国会審議で、民進党が他国との交渉過程を明らかするよう追及したら、開示された資料は、まったく黒塗りであって、それは特定秘密保護法により、開示できない、ということらしい。また、「報道の自由」に関する国連特別報告者のケイ氏の記者会見でも、特定秘密保護法があるため、国民が関心が高い安全保障や原発などの情報が規制されうるとして、この法律を変えるべきだと提言している。  それで、この特定秘密…

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国連報告者が指摘する「報道の自由」への懸念

「表現の自由」に関する国連特別報告者、デービッド・ケイ氏の記者会見の様子がyoutubeで放映されている。それと、朝日新聞4月20日付37面朝刊にも会見の要約のような記事が載っている。  その中で、ケイ氏が述べたことは、日本のメディアの独立性及び報道の自由についてかなり強い懸念を示していることだ。    ケイ氏の懸念は日本の言論界に対して幅広く及んでいる。そうした個別の懸念は、…

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池上彰、高市総務大臣発言を批判-欧米なら政権がひっくり返ってしまう(新聞ななめ読みから)

昨日(2月26日)の朝日新聞朝刊に、池上彰「新聞ななめ読み」が掲載されていた。池上氏の慰安婦発言以来、興味を持って、読んできたコラムだ。今回のテーマは「高市氏の電波停止発言 権力は油断も隙もない」というもの。高市氏の発言の批判を展開している。全くその通りだ。でも、池上氏はテレビでもよく顔を見せる売れっ子のタレント・ジャーナリストだ。こんな政治批判して大丈夫なの、という思いが頭をよぎった。私自身…

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国会は高市総務大臣の辞任を要求するべきだと思う

 昨日(2月8日)の衆議院予算委員会で、高市総務大臣は放送番組おいて、政治的公正がなされていないと判断し、行政指導しても改善されないと判断した場合、電波の停止は、可能性がまったくないとは言えないと発言した。このことは、番組内容によっては、放送を停止させたり、放送局をつぶすといっているのと同じことだ。政治的な公平性でもって、放送局をつぶすなど、私たちの常識を超えた発言であり、日本国憲法の”表現の自…

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自民党総務会による、NHK解説委員への苦情

今日(2月5日)の朝日新聞朝刊29面社会面に、NHKの予算案を自民党総務部が了承していない、という記事が載っていた。2日に開かれた総務会では、自民党から、「(NHKの)解説委員が無責任な評論家、コメンテーターのような発言をしている」と発言があり、それに対して籾井会長は「偏ったものもいる」と発言したらしい。籾井会長は昨日の4日の記者会見で、そのことに対して「(解説委員は)人それぞれの考え方が違う…

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自衛隊による国民の監視活動

自衛隊が行う活動は災害派遣だけでない。確かにいろいろな災害では大きな手助けになっている。その一方で、秘密裏に個人の活動を監視続けているのだ。その一端が、先の仙台高等裁判所での控訴審判決で明らかにされた。  2月2日付朝日新聞夕刊1面に、その記事は載っていた。記事によると、仙台高裁は2日、2002年から2004年にかけて、自衛隊がイラク派遣に反対していた人々を監視し、情報を集めていたことに…

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今、三権分立はどうなっているのだろう。政府は「放送番組へ介入するな」

 日本の権力というのは、国会、内閣、裁判所とそれぞれが権力の行き過ぎを監視する役目があって、それでバランスがとれると思うだが、果たしてそうした関係が成り立っているのだろうか。今の日本政府は、まるっきり独裁政治であり、好き放題なことをしている。BPOの指摘をよく聞くべきだ。安倍首相や自民党は「放送番組への介入をやめろ」。「番組に口出しするな」。「思想・信条・表現の自由を守れ」  裁判所は、…

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政府や政権与党による番組介入は法的に許されるのか(BPO委員会の意見書原文)

(11月8日のブログを修正したものです) 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理向上委員会は、NHKクローズアップ現代「出家詐欺」報道に関する意見で、番組の内容等に重大な倫理違反があったと表明したが、もう一つ重要な判断も示している。  総務大臣は2015年4月28日、NHKが調査報告書を提出した日の数時間後に、文書によりNHKに対し厳重注意した。それに対して、委員会は、根拠のない番組…

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最近流行るもの。それは自民党による、テレビ番組への申し入れ

最近流行るもの。それは自民党による、テレビ番組への申し入れ。今日の朝日新聞朝刊(6/7)に、自民党大阪市議団が、テレビ大阪にやしきたかじんの番組に対して申し入れを行い、テレビ大阪がホームページに、誤解を招きかねない配慮を欠いた表現があったとしてお詫びを掲載したと言う。  具体的には、5月30日放送の「たかじんNOマネーBLACK]において、「日本人は怠け者、既得権益を守りすぎ」と言う趣旨…

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