公的債務GDPの230%、経済・環境・年金・福祉、次世代の蓄えに依存して現世代が生きている

昨日の朝日新聞のオピニオンのページで、経済学者で思想家のジャック・アタリさんという人が、日本の問題点をいくつか指摘している。  「東京は9番目(1番目がベルギー・ブリュージュに始まり、8番目の1929~1980年のニューヨーク、80年以降はロサンゼルス)の中心都市になる機会がありながら、逸しました。金融や官僚の古い体質、バブル対策の失敗、世界から優秀な人材を誘因できず、個人主義も未開花な…

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好景気とは裏腹に、シャープは工場を海外へ(日本企業に競争力あるの?)

今日の夕刊で、家電メーカーのシャープがテレビや冷蔵庫の白物家電をほとんど海外で生産するため、国内の工場を物流拠点に変えたり、縮小・配置転換などを行うと発表した。スマホの世界の販売実績は、韓国のサムスンや米国のアップル、それと中国メーカーがほとんど占める状態であり、日本メーカーはたぶん、日本国内のみの販売ではないだろうか。海外では、テレビ製品は韓国製が強いようだ。パソコンは今は中国と米国だけだろ…

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安倍内閣の退陣のため力を合わせて頑張ろう

 この頃、安倍内閣の批判ばかりしているから、それ以外のことを書けなくなってきた。本当はほかにも書くべきことがあるのだが、何しろ、安倍内閣のずるがしこさ、危険極まりなさに、じっとしていられないのだ。それで、このブログへその怒りをぶちまけているのだが、そのために、冷静になれば、書きたいと思うことが、書けなくなっているのだ。  でも、安倍氏自身も自分の価値観でやっているのだから、お互い様なのかも…

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GPIFと日銀の資金が東証1部上場企業約1/4の筆頭株主である異常さ

 安倍政権の危険性・問題性があちこちで噴出しつつあるが、そのうちの一つは厚生年金基金の株式への運用を増やしたことと日本銀行が株式を大量に購入し、株式への投資を増大していることだろう。2017年2月26日付朝日新聞朝刊によると、年金基金を運用する「年金積立金運用独立行政法人(GPIF)」が運用する国内株式は昨年3月で約30兆円で、一方日銀が国内株式に投資している金額は約11兆円に上るという。両者合…

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企業からのしずく(滴)では国民は豊かになれない-今は、領主と農民のような関係だ

私のブログも「批判のための批判」に陥っているきらいがある。でも、安倍首相や自民・公明党を批判せずにはいられないのです。アメリカ国民が「トランプ批判」をしているように、私も「安倍批判」を展開しているのです。  その第一は、①日銀による金融緩和や大量国債の買い付け、低金利政策、さらに物価上昇2%目標という、経済音痴の私には理解できない政策に関わらず、この日銀が安倍内閣と一緒になって行っている…

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日銀黒田総裁の嘘ー物価は上昇するどころか0.3%下落

 物価上昇2%という目標は、日銀の黒田総裁や安倍首相が言っていたのだと思うが、2016年の消費者物価指数は、今日の新聞によれば、4年ぶりに前年割れで0.3%下がった、という。これは原油安や電気代の下落などが大きく下がったためのようだ。その結果、公的年金の支給額が4月分から0.1%引き下げられるという。2021年度から始まる新たな減額ルールでは、さらに賃金の変動率と比較されるので、それがマイナス1…

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日本は東南アジアの元気さをよく勉強しなければならない

昨日、3ヵ月余りのインドネシア滞在を終えて日本へ帰国した。久しぶりに見る日本は、日本社会がほとんど日本人ばかりで構成されているということに、驚かされる。シンガポールで乗った地下鉄には、色々な人種の人が乗っているように見えた。中国系や現地の人、それにインドネシアやマレーシアなど、皮膚の色や顔の彫りの深さ、服装など多種多様で、人種のるつぼのようにも見える。インドネシアもそうだ。現地の真っ黒な人から、…

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正しさを判断する、精神の揺らぎも見え始めている

この前、朝日デジタル新聞のオピニオンのページで経団連の榊原会長のインタビュー記事が載っていた。この人の記事を読んで印象に残ったのは、今の日本経済が危機的状況である、という認識を強く持っていることだ。日本の経済状況をとても厳しくみており、このままでは日本は消滅しかねないと言っている。こうした認識は、多くの人に共通するものだろうと思う。  今、私はインドネシアにいるが、インドネシアでも日本の…

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アベノミクスの終焉-本質的には不労所得だ

安部首相は就任当初より、物価目標2%として大胆な金融緩和政策を行ってきた。また、武器輸出3原則を撤廃して、武器・弾薬・潜水艦、軍事技術など、軍事関係の輸出にも力を注ぎ始めている。また原発もしかりだ。そして、法人税を減税し、年金積立金140兆円の半分の50%を株式に投入した。これにより従来より35兆円ものお金が株式に投入された。株価が上昇し、円安になり、企業業績は回復した。株価上昇もある面、当然…

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党利・党略を優先する自民党政権に景気浮揚する力はない

安倍首相による経済政策、2020年名目GDP(国内総生産)600兆円を目指すといいながら、その実2015年度(平成27年度)の経済成長率は実質1%に届かないようなのだ。2014年度(平成26年度)の実質経済成長率はマイナス1.0%、名目プラス1.5%だった。1995年以降、この20年間の経済成長率のグラフは下のように、名目GDP(青のグラフ)で500兆円前後を行きつ戻りつしているのが現状だ。 …

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大企業中心の「政策減税」は12年度比2.3倍の1.2兆円-自動車関連企業が恩恵

通常国会での安倍首相の施政方針演説を読んでいると、全ての経済政策がうまくいき、前政権より経済情勢がよくなって、デフレも解消し、企業も国民もその利益を享受し、前途洋々な印象を受けた。一方で、生活実感としては生活がますます苦しくなるし、将来への展望が開けない閉塞感も感じていた。  そうした中で、最近、安倍首相の経済政策の問題点が次々に出始めているが、今日の朝日新聞には、企業向けに税金を安くす…

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いびつな行為で、非難されるべきものだー携帯電話料金への政府介入

新聞によると、安倍首相の指示により携帯電話料金の値下げ等について検討を行っていた総務省の有識者会議が提言をまとめた。その提言によると、大手携帯電話会社に対して、スマートフォンの低料金コースの新設や端末代「実質ゼロ円」の見直し、消費者情報の開放等を求めているという。この提言を基に総務省は携帯会社への指針を作る。指針には強制力はないが、大手携帯電話会社は来春までに料金体制を見直すという。  …

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年金積立金の運用、3か月間で7.9兆円の赤字

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、年金積立金130兆円の運用について、7月から9月までの第2四半期でこれまでの最高となる赤字7兆8899億円の損失を出した。たったの3か月間で約8兆円の損失とは大きい。7.88÷130×100=6.06%。130兆円の6%の損失である。 年金積立金の運用については厚生年金法により次のように定められている。 ○厚生年金保険法 第七十九条…

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2020年、GDP600兆円―2.2%の成長に意味があるのかどうか

今の経済状況はどうなのだろう。景気はいいのか悪いのか。安倍首相は口癖のように景気が上向きつつある、と言うが、言葉通り信用できない。安倍内閣は第3回目の改造人事を行い、アベノミクス「新第3の矢」を発表した。その一つが、2020年をめどに名目GDP600兆円を目指すという。  それで、そのことが可能なのかどうなのかについて自分なりに検討してみた。  2020年度にGDP600兆円を目指すと…

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アベノミクスから、実体経済をよくする産業・生活基盤づくりへ

アベノミクスとはどういうことなのだろう。これは成功しているのかどうか。私としては、金持ちは喜んでいるが、貧乏人は苦労している、つまり格差がさらに開きつつある政策、というのが実感だ。こういう政策を続けていていいのか。それへの一つの回答が、今日の朝日新聞のオピニオンページに掲載されていた、佐伯哲思京都大学名誉教授の「アベノミクスに欠けるもの」という文章だ。  佐伯氏の考えを要約すると次のよう…

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庶民の税負担は限界だ

 経済は成長しているのだろうか。日経平均株価が上昇し2万円台に乗ったとか、東証上場企業が軒並み増収・増益とか、トヨタ自動車の経常利益が2.8兆円だとか、景気のいい話が新聞紙上を賑わす。   でも、その実態はどうなのかといえば、とても心もとないのではないのだろうか。庶民の暮らしを見ていて、裕福な人はごくわずかだろ。商品を買えば消費税が8%必ず必要だ。銀行へ行けば、少し時間が遅いと引き出しに…

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りそな銀行、振込み手数料、ATM時間外使用料値上げか?

今日、ヤフーオークションで買った品物の代金を払おうとして、銀行振込を選択したら、他行宛振込料が216円だった。買った品物が600円弱だったから、戸惑った。  以前、りそな銀行の場合、他行宛振込料はネットバンキングの場合、高くても108円、あるいは無料が多かったと思っていたが、今年の4月頃から一挙に値上げが実施されたようだ。ATMの利用料も、無料は平日の午後6時までで、それ以降は108円の…

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脱デフレはまやかしだ

 安倍首相はテレビなどの衆議院選挙番組で、デフレ脱却への道を続けるのか、それとも止めるのか、今、10数年続いたデフレ脱却の道が見えてきた、というようなことを言っている。  でも、私にしたらおかしな話だ。デフレ脱却?物価が上昇し、賃金が上がればデフレ脱却?逆ではないのか。働く人の賃金が上昇し、購買意欲が増し、物が動き、生産が高まり、物が売れ、次から次に新しいものが生まれ、人々が自信に溢れ、若…

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追加金融政策や年金運用見直しは本当に国民のためなのか

日本銀行が追加金融政策を発表して、国債の買い入れ額を年30兆円増やして年80兆円にするという。また、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が運用資産の割合を変え、株式運用比率を倍増し、これまでの24%から50%に引き上げ、これにより国内債権の比率は60%から35%になるという。  日銀の説明では、物価上昇率「2%」の目標達成を確実にするためだという。GPIFの運用見直しは、株式市場を…

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なぜ、物の値段は下がるのか?

なぜ、物の値段が下がるのかと、ふと思った。テレビの値段が下がり、スマートフォンの値段が下がり、人々が買い易くなったと思う。でも、僕は外出先でもインターネットにつながる、wifiのルーターが欲しいのだが、買う踏ん切りがつかない。毎月2500円前後で、二年契約で、2年間それを支払えば、いつでもパソコンでネットにつながるのだ。たったの2500円だ。   欲しいけれど、買えない。それは賃金が不安定…

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金融緩和は一時的、持続可能な成長戦略

今日の新聞紙面で印象に残った記事を書いておこう。 それは、アメリカ経済学会の重鎮のインタビュー記事で、現在の金融緩和政策をどう見るかの話だ。この人の話では、金融緩和を続ければ、物価が上昇し、それにつれて金利も上昇、国債の返還金利や利払いが上昇し、財政再建がさらに難しくなるだろうと言っている。 だから、金融緩和効果は一時的であると言っている。 それではどうすれば、日本経済は回復す…

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NTTドコモの新戦略を批判する

今日の朝日新聞経済面にパナソニックが携帯電話事業を縮小すると書いてあった。これはNTTドコモの一部機種に限り手厚い割引をする新戦略から外れたからとのこと。 僕は、前々前からNTTドコモの2機種限定割引に、ひっかっかりを感じていた。まず第一に2機種が、ソニーとサムスン。なぜサムスンが入るのと言いたい。韓国は日本と歴史認識問題で対立している。そういうときに、なぜサムスンを選ぶの、と言う疑問が…

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アベノミクスを成長戦略と言う点から評価する

今日の朝日新聞オピニオンのページで、ノーベル経済学賞を受賞した米国コロンビア大学教授の話を載せていた。彼はアベノミクスを支持し、評価している学者だ。彼のインタビュー記事を読んで、私も阿部首相の経済成長戦略も悪くはないなと言う気持ちになった。彼はアベノミクスを全面的に評価しているのではなく、注文をつけている。 それは、格差の問題であり、分配の方法である。「格差(不平等)の問題に向き合わなく…

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相対化が進む私、日本、世界

 ブログ上で、自分のことを書こうとしても、なかなか書けない。しかし、新聞やテレビ、音楽を聴いて、それへの自分の考えや、共感、気持ちなどは書ける。 今日の新聞では、4月28日に政府主催の主権回復の式典が開かれ、それに対して沖縄が反発している。安部首相も、沖縄の辛苦について、いたわりの言葉を述べているが、なぜ、唐突にも、主権回復の日なのか。 あるいは、韓国や中国の反発が当然予想される、村…

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差別化された雇用では、日本は滅びる

 アベノミクスとかで、景気が上向き傾向にあるのはいいことだが、果たして今の状態が続いて日本の経済全体がよくなるのかどうか。僕は懐疑的だ。なぜか。雇用の状態がよくない。契約社員とかパート、派遣、アルバイトが多すぎる。これら不安定な雇用状態では、計画的な人生設計が立てれない。若い人なら、まず結婚できない。結婚しようにも、不安定な雇用状態の者同士どう人生設計を立てようというのだ。労働者の3分の1がその…

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