政治状況を越えた作品こそが芸術だ。芸術は政権の宣伝であってはならない
息が詰まりそうな窮屈な社会で、文学や音楽、芸術は窮屈な社会の一つの息抜きであり、新たな活力や知識を与えてくれるものだろう。テレビがある面、受動的な情報であるのに対して、文学や芸術は創造・鑑賞とも、人の主体的な働きかけが必要だ。人間というものは常に外への働きかけを必要としている。外への働きによって、パンを得て、人とコミュニケーションをとり、家族を育て、社会が形成されてきた。
そうした外への…
テーマ:「表現の不自由展」の中止