非正社員4割越え、その原因は育児との両立が難しいという調査結果

一億総活躍社会という発想そのものに違和感を覚える人が多いと思うが、5日の朝日新聞朝刊1面に小さな囲み記事に、「非正社員4割に」という見出しが出ていた。それは厚生労働省が調査した、事業所約1万7千箇所と労働者5万3千人にたずねた結果、明らかになったという。前回に比べ、今回は官公営事業所を含むが、非正社員の割り合いは40.0%(前回38.8%)だった。非正社員のうち、約6割をパートが占め、次いで契約社員や定年後の再雇用などの嘱託社員が多いという。
 事業者が非正社員を雇う理由は「賃金の節約」が一番多かったという。また、労働者が非正社員を選んだ理由は育児や介護などとの両立をあげた人が、33.4%を占めたという。新聞記事では「育児などと正社員としての仕事の両立が難しい実態が示された」と結んでいる。
 
 個人的には、非正社員の割合は今後も、確実に増えて、50%を越すだろうと思う。それは、上の新聞記事でも明らかになっているように、正社員と育児、あるいは介護との両立が難しい、という現実だろう。これは裏を返せば、正社員が定時には帰れていないことだと思う。長時間労働が普通になっているため、どうしても、女性なら正社員をあきらめ、パートにして、時間を短く区切る必要があるためと思われる。このことは、男性や女性も正社員なら、残業が日常化していることの表れだろう。

 少子高齢化と言うのは、保育所などの数が少なくて子供を生まない夫婦が多いと聞くが、それがメインだとは僕は思えない。やはり働き方が問題だと思う。多くの職場で、無給の残業が日常化し、さらにそれが長くなってきているのではないだろうか。長時間労働が日常化すれば、仕事が終わってから習い事や遊びや男女の交際など、どうしてもできなくなる。仕事中心になれば、日常生活がおろそかになり交際範囲も狭まる。社会活動が狭くなる。結局出会いも少なくなる。

 労働基準監督署という、労働時間を監視する役所がありながら、ほとんど機能していないのではないか。長時間労働は問題が多い働き方だ。特に精神に障害をきたす可能性が格段に高まる。長時間労働をやめ、定時に帰り、非正規でなく、正社員として働く生き方をわれわれは追い求めなければならないと思う。結局そのことが、社会も経済も成長し、人々が豊かな生活を送っていくことにつながるように思うのだが。

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