田島長官とのやり取りで、南京事件について昭和天皇「実にひどい」との感想

 初代宮内庁長官の田島道治氏と昭和天皇とのやり取りを記した手帳やノートがNHKにより一部報道機関に公開された。朝日新聞にはその発言の一部が公開されている。それ等の文章はNHKスペシャルとして放送された映像と重なるが、ただ、放送と異なり文章として記されているので、天皇の気持ちのより詳細を感じ取ることができると思う。

その中で、意外な言葉が表明されていた。それは南京事件について発した言葉で、次のようである。
朝日新聞から抜粋
1951年2月20日 「志那事変で南京でひどい事が行ハれてる事をひくいその筋でないものからウスウス聞いてゐたが別に表立って誰も言わず従って私は此事を注意もしなかったが市ヶ谷裁判で公二なった事を見れば実にひどい」

南京事件については一部の人たちはそれが無かったことのように書いたり広告に出したりしているが、東京裁判で明らかになった事実に対して、天皇は”実にひどい”と気持ちを述べている。東京裁判についてはよく知らないが、戦前の軍隊の統帥者がこう述べているのだから、相当ひどいということは事実なのだろう。日本の軍隊のひどさは、日本の兵隊に対してもひどいものだったようなのだ。

 吉村大阪府知事は天皇のこの発言に対して、どう思うだろう。

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