技術移転名目の技能実習生が今度は労働力として認定ー技術移転というのは嘘だったのか

 臨時国会が終了した。出入国管理法を改正して、新たな在留資格を創設したが、国会での議論はほとんど深まらず、具体性に欠けるものだったから、いったいどういう人がどのように日本に入って来るのかよくわからず、これまでの技能実習生の問題が、新たに浮上して、失踪や死亡事故が報告されているにもかかわらず、それへの真剣な討論もなされないままだから、新たな在留資格も、どんな問題点があるのかないのかも、具体的には示されない状況だ。業を煮やした野党からの要求により、衆議院の大島議長が再度の国会議論や説明を求める始末。それに対して、安倍首相は「重く受け止め、国会に報告し、制度の全容を示す」と記者会見で述べた。

 何から何まで、沖縄の辺野古への対応と同じで、国会審議というものが形がい化し、形だけ。議論の深まりがなく、国民に対する説明もない。説明しようにも、具体的な中身が十分整っていないのだから、説明できないのも事実か。それでも、技能実習生と新たな在留資格である特定技能との関係や外国人を雇用しなければならない社会の実情への説明など何もない。人手不足だから、外国人の労働力を入れるという論理一点張り。技能実習生というのは、労働力ではなくて技術移転だという、美辞麗句を並べて、今度はそれが半分ぐらい、新たな在留資格に移動すると見積もっている。全く言っていることと、実際が異なっている。

 ”嘘つき政府”と言われても仕方ない現状だ。

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