政府の放送免許取り消しの影響で劣化するNHKのテレビ番組

安倍政権が放送業界に対して、放送免許取り消しなどをちらつかせたから、テレビなどメディアの衰退が甚だしい。特にNHKの政治番組の骨抜きは甚だしいと思う。テレビは晩7時から8時頃に見る程度だが、ほとんど政策論議というものが欠如している。例えば、韓国の元徴用工の最高裁判決に対して国民はいろいろな意見があるはずなのに、議論すればいろいろなものがでてくるるはずなのに、ほとんど議論らしきものが影を潜めて、政府の方針以外議論がないような社会雰囲気になっている。

 それは徴用工問題に限らず、外国人を受け入れる新たな在留資格問題についても、ほとんど議論らしい議論が、しかも言い争いではなくて、落ち着いたしっかりしたデーターをもとにした議論が行われなくなった。労働に関しては専門家と呼ばれる人はたぶんたくさんいるはずなのに、政府の答弁があたかも専門家が話しているかのように、真実っぽく語られる。政治家は自分の思いを語っているはずなのに、それ例外の議論が出てこないということは、専門家やNHKなどのメディアが委縮してしまっているのだろう。

 このままではNHKはほとんど公共放送として役を果たせなくなってきていると思う。NHKが放送免許をすてるぐらいの気概で、社会問題を議論してほしい。そうしないと、日本社会は表面的には順調だが、内部をよく見ると、あちこちで問題が山積し始めている。その問題の解決法が、十分な議論の末ではなくて、一部の人の独断で決められているから、問題がさらに複雑化して、次々に新しい問題を生んでいる気がする。

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