最高法規である憲法に自衛隊を書き込めば、軍事的権力の暴走を許す

海上自衛隊が掲げる旭日旗が問題になっている。これは軍艦などが国を識別する際の旗らしくて、各国とも国旗とは別に艦首や艦尾に立てるらしい。韓国で行われる、軍艦の観覧式?に、韓国からこの旗を掲げないように言われて、海上自衛隊は拒否したらしい。そのため、この観覧式に出ないことになったという。なぜ、韓国がこの旗を掲げないように言ったのかは、それが旧日本海軍が使っていた旗だかららしい。

 海上自衛隊としては、法律上、そうした旗を掲げることは当然のことだし、逆に旗を掲げないことが、日本の自衛隊法違反や国際法違反に問われかねないことだから、拒否することは当然だと思う。

 安倍首相は憲法改正に熱心で、今度の国会では自民党案として国会提出に踏み切りたいようだ。その憲法改正のメインは、自衛隊の憲法明記だ。自衛隊を明記することで、違憲論に終止符を打つことや自衛隊員に誇りを持って業務に邁進してもらいたいということらしい。

 もし、憲法に自衛隊を明記したら、実際どういう変化が起きるだろうかと考えてみる。安倍総理は明記したからと言って何も変化はないという。しかし、自衛隊を憲法に明記したら、憲法が国の最高法規だから、それに反対する考えや意見を言えなくなるのではないか。例えば、今回の海上自衛隊の旭日旗の問題。なぜ、海上自衛隊は旧日本軍が使用していた旭日旗を使用しているのか、個人的には異様な感じがする。軍隊は大日本帝国憲法の廃棄と共に、なくなったはずだ。そして新しい憲法のもと、自衛権から生まれた自衛隊として発足した。それは旧日本軍とは別個のもののはずだ。しかし、現実には軍艦の旗として生き続けている。もし、自衛隊が憲法に明記されたら、自衛隊に対するこういう批判そのものが、憲法違反に問われないか心配する。

 麻生副総理のような物事を簡単に割り切るような人にとって、最高法規に書かれた自衛隊を批判する言論を封じ込める法律を作成するのは簡単かもしれない。憲法に書き込めば、それを守る法律はいくらでも作れるのではないか。旭日旗の問題は、韓国から提起されたが、実は日本人の問題ではないかと思う。歴史の負の遺産を引き継ぐなら、十分な議論が必要なはずだ。こうしたことは沖縄の米軍基地問題ともリンクするのかもしれない。

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