日銀黒田総裁の嘘ー物価は上昇するどころか0.3%下落

 物価上昇2%という目標は、日銀の黒田総裁や安倍首相が言っていたのだと思うが、2016年の消費者物価指数は、今日の新聞によれば、4年ぶりに前年割れで0.3%下がった、という。これは原油安や電気代の下落などが大きく下がったためのようだ。その結果、公的年金の支給額が4月分から0.1%引き下げられるという。2021年度から始まる新たな減額ルールでは、さらに賃金の変動率と比較されるので、それがマイナス1.1%だったため、2021年なら1.1%の減額となっていた可能性があるという。

 安倍首相と言い、黒田総裁と言い、口から出まかせばかり言っている。元々、物価上昇2%を目標にするなど庶民の懐具合から言うなら、ありえない話だ。スーパーで少しでも安い品物を探し、少しでも安い品物を選び、無駄なものを省き、欲しいものをできる限り我慢して生活している国民に対して、物価を2%上げるという、その言動からして、普通の庶民的な感情から逸脱している。それは金持ちか、企業経営者か株主か、金融資産や不動産を持っている人の考えではないのか。ある程度、物価が上昇すれば、そうした金融資産が上昇し、それが庶民にも回ってきそうな感じがするから、ある面、そういうものかな、という感じも抱いた。

 だが、実際には消費は金融緩和とは裏腹に、大きく上昇するどころか、横ばいがせいぜいなのだろう。自分の消費感覚からしても、周りの人々の意識からしても、消費が伸びていく要素はとても限られている。それは賃金が上昇するより、それを上回る不安感が大きいのだ。あまりに年寄りが多くて、そして自分が年を取り、周りが介護で時間やお金が必要となるのを見ていて、その上、年金が少なく、徐々に減額され、国の借金が増大し、いくら経っても、それが改善される見込みがない。しかも、安倍首相の口から出る言葉は、貧困が改善されたたとか、賃金が上昇したとか、雇用が改善されたとか、外国人の訪問が過去最高を記録しているとか、自画自賛ばかりだ。その上、自民党や国会は、安倍批判をできなくて、蛇に睨まれた蛙だ。

 こういう空気だから、人々の心も懐も委縮している。言論も委縮している。

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