NHK籾井会長の退任報道に社会の常識を感じる

NHKの籾井会長が来年1月で退任する公算が強くなっている。その理由というのが、公明正大でなく、偏った考え方で、人格的に問題ありと、NHK経営委員の多くが判断しているかららしい。とても妥当な判断だと思う。今のNHKニュースを見ても、報道機関として公平性をどこまで保っているか、見るほうがハラハラどきどきしながら見ている。ある法案の審議を見ても、政府のいう論理をそのまま伝えている反面、それへの問題点もそれなりに織り込んでいる。それを見て、私自身、ああ、よかったと胸をなでおろす始末だ。

 政府の話そのままが6割がたで、それ以外の考え方が4割ぐらいだろうか。しかし、これで現場もがんばっているな、と思う。籾位会長の論理でいけば、政府の論理が絶対的で、それへの反論が単なる中傷であり、単なる反論のための反論であることになる。

 こうした雰囲気は日本社会を覆っている。憲法改正を議論するのは正しくて、改正に反対するのは時代遅れか、常識はずれか、凝り固まった頭の持ち主か、としか受け取れないような雰囲気がある。おかしなことである。こうした一方的な議論で話を進めたり、反対するものを貶(おとし)めたりする発言から、憲法改正論議などできるのだろうか。公平な、落ち着いた議論が憲法改正では必要なのに、単に改正のための改正論議に終始している。明確な議論の掘り下げもなく、とても上っ面な議論に終始している。その社会の軽薄さは、ありとあらゆるところに充満しつつある。それが今の国会であり、憲法改正論議であり、NHK籾井会長だろう。

 カジノ法案では審議時間が6時間ほどだったらしい。それで委員会審議は終了し、採決したらしい。安部首相は、これまで強行採決はしたことがないと、国会答弁している。個人的にはそうなのかもしれないが、首相として、党の総裁として、あるいは国民の立場に立てば、これが強行採決でない、と確信して言えるのだろうか。私にしたら、詭弁家、強弁家としか映らない。誠実な人とは思えない。

 籾井会長も社会全体に混乱をもたらした張本人だから、退任することは当然だろう。報道機関はどうあるべきか、社会全体が明るく正しく、善意に満ちたものにするにはどうしたらいいのか、そういことを真剣に考えている人が、NHKのトップになって欲しい。

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