大阪市、人口の都心回帰顕著、周辺部減少

平成27年の大阪市の国勢調査の速報値が回覧板で回ってきた。私の住んでいる大正区の人口は6万5千人余りで、5年前の平成22年国勢調査より4千3百人余り減少、率にして6.2%の減少となった。大正区の人口は昭和50年8万8千人余りいたのだが、その後5年ごとの調査で1千~3千人の減少が続いてきたが、さらにこの10年の2回の調査では人口減少が進み、4千人台が続く結果となった。町別でも2~3の町で少し増えているものの、大正区全体の町で薄く幅広く減少が進んでいる。この原因はよくわからないが、高齢化によりお年寄りが亡くなったためだろうか?でもそれだけが原因でもないと思う。より便利な都心部へ転出したのか、あるいは郊外へ転出したのだろうか。

 一方、大阪市全体については、平成27年の人口は269万1742人で、5年前に比べ2万6千人程、率にして1%ほど増えた。24区中増加したのは12区で、減少したのも12区、丁度半々の割合だ。5千人以上増加した区は中央区(1.4万人)、北区(1.3万人)、西区(9千人)、浪速区(8千人)、天王寺区(6千人)福島区(5千人)で、まったく大阪市の都心部に集まっているのだ。それに対して、減少した区で多いのは西成区の1万人がダントツで、あとは3~4千人台の減少した区が多い。それらは、平野区、東住吉区、住之江区、生野区、大正区だ。そのほかの区は1千~2千人台だ。

 大阪府全体については、2月頃に2015年の調査結果が発表されていたが、戦後始めての人口減少となったようだ。その中で、大阪市や吹田市など一部の地域では人口が増加し、大阪市を取り巻く、やや交通不便な地区での減少が顕著だった。

 こうした結果を見ると、人が都心部へ集中し始めているのがわかる。それも、大阪市内でも交通の便利な所だ。すなわち、環状線の内側だろう。大正区や港区、西淀川区、東淀川区、住之江区、東住吉区など環状線の外側の区は人口減少が進む。

 こうした動きは何を表しているのだろう。一つには高齢化による、職場が近くて交通の便のよいところへ移動し始めているのだろう。もう一つは、都心部に高層マンションが多くできたことも、その動きを加速したのだろう。都心部のマンション建設用地が無くなったり、土地代が高騰すれば、都心部から離れてもより交通の便のいいところへ、人は動いていくかも知れない。

 地価は商業地では大阪が一番高騰が激しかった。それは多分、都心部の一部だけだろう。今の状況を一言で表せば、都心回帰が顕著、ということだろう。

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