今の自衛隊も、安倍内閣も70年前の日本兵の亡霊のようだ

先の太平洋戦争の日本兵の行動が時折、問題となる。私たちの1代か2代先に生きた人たちだ。日本兵はほとんど、自分の意思により戦争に参加したというより、命令により否応なしに戦争に参加した人々だ。南洋方面へ送られた彼ら日本兵は、食料もなく、なぜここにきて戦争に参加するのかもわからず、マラリヤや食料難で、次々に病死していく。ほとんど戦闘能力がない状態で、連合国軍側と敵対し、戦死して行く。そして捕まる前に、自ら拳銃でこめかみを撃ち、死んでいく。そうして、フィリピンなどでは多くの日本人は死んでいったのだろう。

3日前のNHKスペシャル「捕虜たちの戦争」には、そうした状況で、こめかみに拳銃をあて、引き金を2回引いたのに弾が出ず、死ねずに捕虜になった人の話が出ていた。また、その人か別の人か忘れたが、ある日本兵が告白したのは、現地のフィリッピン人の首を刀ではねたことを審問官に話していた。審問官はなぜ、フィリッピン人を殺したのかと尋ねると、その人は「上官に命令された」と答えた。上官に命令されればなんでもするのかと尋ねられると、「そうだ、絶対に服従しかない」と答えていた。

今の自衛隊員でも、危険なところへ行けと言われれば「上官の命令なら行く」と誰もがそう返答する。70年前の日本兵も今の自衛隊員も本質的に思考方法は変わっていない。上官の命令には絶対服従のようだ。

捕虜になった日本兵は、審問官の質問に苦悩しながらも、本当のことをべらべらしゃべったようだ。そうした捕虜の情報を基に、日本兵の部隊の位置や規模、装備、作戦、考え方などを集め、それらを軍事作戦に適用していったようだ。フィリッピンのジャングルへ向かって飛行機からビラをまいたりしたのも、日本兵の捕虜が、英語から日本語の翻訳を行い、それを手助けしたのだ。日本兵は当時、捕虜になった場合のことまで、教えられなかったようだ。つまり、捕虜になる前に、自分の命を絶つことが、教えられていたようだ。そのため、一旦、捕虜になると、悔悟の念が強くなり、自殺したりする。逆に、情報を簡単に漏らしてしまう。それを敵側が利用したようだ。

こうした日本兵捕虜の実態を見聞きして思うのは、日本の軍事作戦のでたらめさや、根性で敵を打ち負かす根性論や、情報が筒抜けなのにそのことを認識せずにいる軍上層部の無知や、なぜ、戦争しているのかもわからず、その大義さえ見えないのにそれに従う日本人の従順さ、命令を拒否できない民主主義の未発達さ、それらが大いなる災禍をもたらしたと言えるのではないか。

今回の法案も、国民の多くが憲法違反や法の安定性、リスクの増大、戦争に巻き込まれる危険性を指摘しているのに、それを無視する政府・与党。70年前の日本兵が、自衛隊という名前で、再び歩き始めているのではないかと危惧する。一つ一つの行動を議論する必要があるだろう。それが民主主義だろう。こんな一緒くたの法案は廃案にすべきだろう。

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