電気料金値上げを、原発再稼動の遅延のせいにする関西電力

 今日、関西電力から電気料金の値上げについてのお知らせ、と言うチラシが入った封書が届いた。そのチラシの文面を見て、少しムカッときた。この会社は、原子力の安全審査をどうとらえているのか疑問に感じた。

 その文面の書き出しは次のようだ。

 いつも弊社の電気をご利用いただき、ありがとうございます。

 弊社は、原子力プラントの再稼動の遅延にともなう火力燃料費等の著しい増加により、電気料金の値上げを国に申請し、審査を受けてまいりましたが、このたび認可され、平成27年6月1日から値上げを実施させて頂くことになりました。

以下略

僕は、”原子力プラントの再稼動の遅延にともなう・・・”と言うところの、遅延と言う言葉に引っ掛かりを覚えた。今、原子力プラントの再稼動は遅延しているのだろうか?今、原子力規制委員会が高浜や美浜原発に対して行っているのはそれが安全かどうかの審査ではないのか。日本では、どこの場所においても直下型地震は起きるし、現に神戸淡路大震災が予想もしなかった場所で起き、大災害をもたらした。

 今、原子力規制委員会が審査しているのは、もしも大規模地震がおきた場合、メルトダウンのような最悪な事態がおきないかどうか、活断層が建物下を通っていないかどうか、検討している段階ではないのか。福島では地震により想定外な津波が起こった。二度と放射能汚染を引き起こさないための、安全審査ではないのか。電力事業者として、安全確保は第一に優先する事項ではないのか。

 原子力の安全のための審査が、原子力プラントの再稼動の遅延と言うのだろうか。一体何に対して遅延といっているのか。審査がのろいので、もっと早く審査して欲しい、と言う意味での遅延なのか。それなら、責任は明確で、原子力規制委員会に遅延料を支払うように、請求するのが筋だろう。

 一体関電は何を考えて、再稼動の遅延と言う言葉を使っているのだろう。安全審査と言うものが不要なものと言う考えに立って、こういう言葉を使っているのだろうか。それなら福島の事故をどう見ているのだろう。福島の事故を元に、安全審査を厳しくしているのではないのか。関西電力㈱は発電事業者としての普通の見識を持っているのか疑問を抱かざるを得ない言葉だ。

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