映画「ジャージー・ボーイズ」を見て

今日は映画の日。それで、クリント・イーストウッド監督の「ジャージー・ボーイズ」を難波で見た。イーストウッド監督は、「硫黄等からの手紙」など何作かを見て、そのスケールの大きさや戦争の悲惨さ、人間描写など感動する点が多くあった監督だ。前回公開された「グラントリノ」と言う作品も印象に残った。

 映画「ジャージーボーイズ」は、アメリカの1960年代の4人グループ”4Seasons"の生い立ちや結成までのいきさつ、そして人気を博してからのそれぞれ4人の軋轢や生き様が描かれた人間ドラマだ。私はこのグループを全く知らない。だから半分ドラマだと捉えていた。でも、”シェリー”など聞いたことがある曲を主人公たちが歌っているのを見て、これは実話に基づいたドラマだということがわかった。このグループは、アメリカではビートルズと並ぶぐらい人気のあったグループの様である。

映画で映し出された彼らの生き様は、きれいなサクセスストーリではない。多分歌手と言う職業は、見た目ほど華やかできらめいていて、裕福ではないのだろう。それはアメリカでも、日本でも同じだと思う。彼らは半分、チンピラの集まりのように、窃盗を繰り返し、刑務所の扉を、回転ドアのように行き来する。そして、お互い口汚くののしりあいながら歌を歌い、そして女とやることを常に口にし、実行に移す。それが、成功するまでの彼らの日常だ。

”シェリー”という曲が人気が出ても、同じよういにグループ内でトラブルが続く。そして、リーダーが多くの借金があるのが発覚して、マフィアのような暴力団から返済を迫られグループに危機が訪れる。そして二人が去って、プランキー・バリーがボーカルとして歌い始める。そしてそれがまた人気を得るのだ。でも、フランキー・バリーの家族に危機が訪れる。妻が、公演で帰らぬ夫に業を煮やし、家を出て行く。そして娘も家を出る。その後娘と再開を果たし、娘が歌手になることを応援することを約束するが、娘はクスリ(薬)により死ぬ。こうした、波乱に富んだそれぞれの人生が描かれている。

こうした人生は特別なものではないだろう。そのことを実感させてくれるドラマとも言えるかもしれない。人気のあった歌手でさえこうなのだ。社会に大きなインパクトを与えることができなかった平凡な人間にとったら、人生がさらに苦しみに満ちたもであったとしても少しも不思議ではない。

youtubeから
sherry  http://youtu.be/myIG9PEwXZw
Frankie Valli  Can't take my eyes off you http://youtu.be/PzpWKAGvGdA

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