日本文学者ドナルド・キーン氏のインタビュー、”音楽と集団的自衛権”について

昨日(7/22)の朝日新聞朝刊文化面に、日本文学者ドナルド・キーン氏のインタビュー記事が載っていた。その中で、印象に残った言葉が2つほどあったので、それを取り上げたいと思う。

インタビュアー「初めてオペラを見たのは16才。」
キーン氏「友人からオペラのチケットを買ってくれないかと頼まれて、期待しないで劇場へ行った。・・・一番安い席でしたがあまりにすばらしくて、お金をためて行くようになりました。・・・」

インタビュアー「かつて、親友だった安房公房から『日本人には西洋オペラが理解できない』と言われたことがある」
キーン氏「オペラに興味がない日本人はみんな、イタリア語もドイツ語もわからないからと、といいます。私も正直よくわかりません。でも、それがオペラを楽しむ妨げにはならない。実は私は英語のオペラが苦手です。一生懸命言葉の意味を取ろうとして、音楽を忘れてしまうから」
「最近では日本の映画館でもニューヨーク、メトロポリタン歌劇場(MET)が見られます。・・・繰り返し見れば細かな演出の違いがわかり、たのしくなります」

インタビュアー「旅から戻ると、日本では集団的自衛権の議論が急速に進んでいた」
キーン氏「私は反戦主義者です。憲法9条のすばらしさは、戦後の日本が一人の戦死者も出していないことに表れています。政府は、戦争をしても日本は負けないと思っているのかもしれませんが、武器を持って戦場にいくのですよ。70年近くの長きにわたって平和であったことは、歴史を振り返っても、とても珍しいことです」

以上ですが、キーン氏はオペラについて、言葉が理解できないことが音楽の理解の妨げにならないと言っている。僕もこの言葉に力を得て、映画館でオペラを見に行こうかな?来月、大阪ステーションシネマで歌劇”フィガロの結婚”を上映する予定です。但し、入館料が3500円と言うから、考えますね。

また、集団的自衛権については、本当に戦争に巻き込まれる危険が高まるのに、国民の間にそうした危険性への自覚や戦争する覚悟ができているのでしょうか。紛争の原因や経過も知らずに、ただj国の経済的な損失を防ぐためだけに、戦争に行くなんて思考が短絡過ぎて、大きな過ちや犠牲を伴うでしょう。

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