熊野古道について

 富士山が世界遺産に登録されて観光客が増えているらしいが、紀伊山地の熊野古道が世界遺産に登録されているにも関らず、観光客が増えているという話しはあまり聞かない。そもそも、熊野古道とは何なのかという疑問が沸く。なぜ、道が世界遺産なのだ。どんな道なのか。そして、どの道が遺産なのだ。一体誰が、推薦したのか。日本中の人は知っているのか。どのような道なのか。

私は、那智勝浦へ行く途中、国道311号線沿いに、熊野古道の看板を非常に多く目にした。地元ではよく知られているのだろう。でも、その道は、多分今の人びとの生活道ではないようだ。それは山の中の、奥深い参詣道のようなものだろう。平安期や中世の人々が、生死をかけて歩いた道のようだ。生まれ変わるために参拝したとも書いてあった。それは、神社にお参りするという今の人びとの考え方とは全く違った考え方だろう。何しろ、奥深くて険しい紀伊山地だ。ひとたび入れば生きて帰ってこれるかどうかわからない地だ。新しい人の生き方を求めて入り、新しい人間に生まれ変わって出てこれるのだ。このことは、僕が車で、国道を通っても実感できる。大阪から歩いて那智山へ行くことは、僕の実感としてもそれは死を意味する。なぜか。紀伊山地では人が住める場所が少ないからだ。少し歩けば、人里に到着できれば、それは参詣できるだろう。だが、この地は、そんな生易しい地ではない。山又山の連続だ。だから、古道は山の尾根に沿って続いている感じがする。川沿いでなく。

あまり想像だけで、書くことは控えなければならない。近畿地方に住むものにとって、紀伊山地にこういう道があったということを誇りに思う。

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