除染作業の手抜きから見える今の手抜き社会

新聞で、除染作業に手抜きがあったことが報告されている。

集めた木の葉を川に流したり、除染に使った水をそのまま側溝や川に流したり、色々手抜きが行われているらしい。地元の人や首長は怒っているが、作業に当たった人は、そういう行為が、いけないのかどうかよく分かっていないのではないだろうか。分かっていたら、こんなことは除染にはならずに、放射能の拡散につながることは分かるだろう。放射能は水に流してもなくならないこと、木の葉を谷筋に放置しても、放射能は消えてなくならないことなどを、元請や監督員や作業員などに教え、徹底させることが必要だ。そのためには、放射能の知識について、詳しくパンフレットに刷るなり、除染作業の手順なりを、きちっと冊子にして、頒布することが必要だ。それなしに、口先だけでは、日本の今の社会状況なら、企業は一日でも早く仕上げ利益を得るため、手抜きが普通に行われるだろう。

こういう話は、日本では当たり前だ。先のトンネル内での落盤事故でも、ボルトの検査を目視だけで済まし、打音検査などしていなかった。これが手抜きかどうか分からないが、実際に事故が起こっているのだだから、打音検査などで丁寧な調査が必要だったのだろう。

これが合理性といえば、やはりおかしいだろう。何かか抜け落ちている。

原子力発電所では、今、活断層調査がおおはやりだ。元々、そういう調査は行われており、これまでは、活断層ではなかったり、疑わしいが地すべりだろうとか、時代が古いだろうとか、例え断層が走っていても、問題とはしてこなかった。それが、急に福島の原発事故から、一転して関電の大飯原発や日本原電の敦賀原発、青森県の原発など活断層上に乗っている可能性のある原発が見つかってきた。見つかってきたというより、これまではそういう事実を無視してきたのだろう。

それが、想定外の津波に襲われてから、活断層もそれが動けば、原発が大きな被害を被る恐れが出てきたから、急に活断層に焦点が当てられることになった。そうすると、これまでの電力側の言い分が怪しくなってきた。電力側は色々な解釈をして活断層ではないと言ってきた。それは、電力側の言い分で、それで、国の審査はこれまで通過したのだろう。だが、活断層の専門家集団にあっては、電力側の言い分はそのまま通らない。

じゃ、これまでの審査はどうなんだと言う疑問がわく。つまり、国の原子力委員会や保安院などは、電力業界、あるいは原発推進議員の言うままでなかったのかと言う疑問がわく。

こういう類が、日本社会になんと多いことか。除染、トンネル事故、活断層、想定外の津波・・・そして入札の不正、私の給料がダミー会社から支払われていた事実・・・

こうした手抜きが日本社会に蔓延している。これは無知か知識不足かあるいは日本人のおごりか。あるいはシステムの問題か。こうしたことは多分複合的な面があるのだろう。
それは国土交通省にも問題があるし、私たち国民一人ひとりにも責任がある。何も考えなかったし、深く知ろうとしなかったし、人任せであったし、利益優先であったりした。

まずは時間がかかっても、手抜きせず丁寧に仕事を進めることだ。除染作業も、打音調査も、活断層調査も、全て一つ一つ丁寧に仕事を進めて行くことが大事ではないか、利益より、と僕は思う。

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